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気になる防音カーテンの防音効果とは?防音効果を高めるコツも紹介

音漏れや外部からの騒音など、何かと頭を悩ませるのが「音」の問題です。

防音対策の一つとして、防音カーテンの利用を検討している人も多いのではないでしょうか。

しかし、気になるのが実際の効果です。

今回は防音カーテンの効果から、防音カーテンの効果的な使い方、防音カーテンの選び方まで詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

防音カーテンは本当に効果がある?

防音カーテンは確かに防音効果がありますが、全ての音に効果的というわけではありません。

防音カーテンが効果を発揮するのは高音域の音で、残念ながら低音域の音や振動音には効果が出にくくなっています。

具体的に防音カーテンは、どのような音に効果を発揮するのか見ていきましょう。

高音域の音に防音カーテンは効果的

防音カーテンは高音域の音の防音に特に効果的です。

高音域の音とは、具体的に次のようなものが当てはまります。

  • 女性の声
  • 赤ちゃんの声
  • ピアノなどの楽器音
  • ペットの鳴き声
  • 飛行機の音
  • 踏切の信号音
  • パトカーや救急車のサイレン音 など

赤ちゃんの鳴き声やペットの鳴き声、楽器音などを防ぐことができ、防音カーテンで部屋の内部からの音漏れはある程度防ぐことが可能です。

低音域の音は防音カーテンでは防ぎにくい

防音カーテンは、残念ながら低音域の音にはあまり効果を発揮しません。

低音域の音とは、具体的に次のようなものが当てはまります。

  • 電車の走行音
  • 工事音
  • いびき など

防音カーテンは振動音に弱い

音域だけでなく音の伝わり方によっても、防音カーテンの効果は変わります。

音の伝わり方は2パターンあり、「空気伝播音」と「固体伝播音」に分けられます。

空気伝播音とは空気を伝わって聞こえる音で、空気の流れを遮ることで音を防ぎやすくなっています。

そのため、空気の流れを遮れる、防音カーテンは有効に働きます。

固体伝播音は衝撃や振動が床や壁を伝って聞こえる音です。

空気の流れを遮るだけでは音を防ぐことはできないため、工事音などの固体伝播音には防音カーテンは効果を発揮できなくなっています。

利用用途に合わせて防音カーテンの活用を考えよう

紹介したように防音カーテンは、防音効果はあるもののすべての音を防止できるわけではありません。

そのため、用途に合わせて防音カーテンの利用を検討していく必要があります。

防音カーテンが特に効果を発揮しやすいのが、部屋の音漏れ防止です。

自分の力では制御できない子供の声やペットの鳴き声も、防音カーテンを利用すれば防音可能です。

また、ピアノなどの楽器音の防止にも有効で、自宅で楽器の練習や演奏を行いたいという方は防音カーテンを試してみる価値はあるでしょう。

外部からの騒音に関しては完全に防止できるわけではないので、騒音対策としての利用には注意が必要です。

パトカーや救急車のサイレン音や踏切の信号音といった高音域の音が気になっている場合は、防音カーテンで防止が可能です。

ただし、工事音や車の走行音などの振動音や低音域の音は防止できません。

防音したい音が防音カーテンで防音できる音なのか慎重に考えたうえで、防音カーテンを利用しましょう。

防音カーテンを選ぶポイント

防音カーテンを選ぶ際は「サイズ」と「重量」を必ずチェックしましょう。

防音効果を高めるためには、重量があり窓枠を覆えるサイズの防音カーテンがベストです。

購入後に後悔することがないように、防音カーテンを選ぶポイントを確認していきましょう。

窓枠をしっかり覆えるサイズを選ぶ

防音カーテンは窓のサイズに合わせて選びましょう。

窓より小さいサイズを選んでしまうと、防音カーテンで覆えていない部分から音が漏れてしまいます。

窓をしっかり覆うために、窓枠にぴったりのサイズを選ぶのではなく窓枠より少し大きめのサイズを選ぶのもポイントです。

ひだのないフラットタイプが最適

防音効果を高めるには、窓とカーテン隙間を無くし音の出入りを防ぐ必要があります。

カーテンはひだのあるものが一般的ですが、ひだがあるとひだの隙間から音が入ってしまいます。

ひだのないフラットタイプの防音カーテンを選べば、窓とカーテンの間に隙間が生まれず高い防音効果が期待できます。

重量のあるカーテンを選ぶ

防音カーテンは音を遮断するために生地を何重にも組み合わせて作られており、重量があるほど生地が分厚く糸の密度も高いので防音効果が高まります。

ただし、カーテンレールの耐荷重を超えるカーテンを選んでしまうと、カーテンレールの破損につながるので注意が必要です。

一般のカーテンは軽量なため気にしたことはあまりないかもしれませんが、カーテンレールには耐荷重があります。

カーテンレールの耐荷重は5~10kg程度が一般的ですが、デザイン性を重視したものは3kg程度になっていることもあります。

防音カーテンの重量だけでなく、カーテンレールの耐荷重も忘れずにチェックしましょう。

防音カーテンの効果的な使い方

防音カーテンは取り付け方によって、防音効果が変わります。

防音カーテンの効果的な使い方を紹介するので、防音カーテンが最大限に防音効果を発揮できるようぜひ参考にしてください。

隙間を作らない

防音カーテンの選び方でも紹介したように防音カーテンを利用しても、防音カーテンと窓の間に隙間ができてしまうと隙間から音が漏れてしまい防音カーテンの効果は軽減されてしまいます。

隙間ができないように窓枠をしっかり覆えるサイズを選ぶのはもちろんのこと、防音カーテンを取り付ける際に隙間ができないように対策を行うことも大切です。

普通に設置を行うとどうしてもカーテンレールと防音カーテンの間に隙間ができてしまいますが、上部はカーテンボックスでサイドの隙間はカーテンをリターン式にすることで隙間を防ぐことは可能です。

また、画びょうやクリップを利用して、カーテンを壁や窓枠にぴったりとくっつけて隙間をなくすことも可能です。

防音グッズと併用する

防音カーテンは単体での利用でももちろん防音効果はありますが、防音グッズと併用することで防音効果をさらに高められます。

防音レースカーテンや防音シートなど、多彩な防音グッズが販売されているので上手に活用して防音効果を高めましょう。

まとめ

防音カーテンの効果は、音の種類によって変わります。

赤ちゃんの声やペットの鳴き声、楽器音などの高音域の音に強く、室内の音漏れを防ぐには防音カーテンは効果的です。

一方、低い音や振動音には弱いため、工事音や電車の音といった外部からの騒音を防ぐのには向いていません。

利用用途に合わせて、防音カーテンの利用を考えていきましょう。

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